エコシステムツールの提供
WEEプラットフォームの利用・導入を促進するため、WEFはネットワークの立ち上げと同時に、当プラットフォームへの参加を希望する人向けに一連のツールを提供する予定です。

インフラ情報収集ツール

一般市民は、パートナーや地域の開発者が開発したアプリケーションを使って、環境データベースにアクセスし、自分たちのインフラに関する情報を得ることができるようになります。プラットフォームへの参加とデータの提供は、ゲーミフィケーションの仕組みを利用して、ユーザーに様々なタスクに参加してもらうことで促進されます。ユーザーは、様々なタスクと引き換えに獲得したユーティリティトークンを管理・活用することができます。(Play-to-Earn)
現在、当財団は日本の大手水インフラ企業である日本中央地所と提携し、日本全国に点在するメンテナンスホールの画像や情報を収集するゲームアプリ「鉄とコンクリートの守り人」を制作しています。クラウドソーシングによるデータ収集は、環境要因や外部事象(地震、事故、工事、人の移動など)の変化により劣化速度が異なるインフラを迅速にモニタリングすることを支援します。また、このデータをもとに、事業者は劣化度合いに応じてどのメンテナンスホールを先に調べるべきかを判断し、効率的な補修・メンテナンスを行うことができるようになります。

インフラ老朽化診断ソリューション

インフラ関連サービスプロバイダーは、環境データベースへのアクセスを得ることができます。このデータにより、事業者はコミュニティが保持する最新の情報にアクセスすることで、開発プロジェクトの効率を向上させることができます。また、環境データベースにアクセスできるサードパーティーの開発したプロダクトを活用することもできます。開発者は、インフラや環境に貢献するプロジェクトのために、データの新しいアプリケーションを探求することが奨励されます。財団は、すべてのプロジェクトが財団のビジョンに沿うように、パートナーと協力することを目標としています。
例えば、WEFが提携しているFracta社は、水道管の劣化状態を予測する最先端の機械学習を開発し、環境データベースの有用性を実証しています。データベース内の詳細な環境要因を学習することで、事業者はどの水道管が最も破損するリスクが高いかを正確に予測できるようになりました。これにより、水道管の破損を未然に防ぎ、目に見えない水漏れを修理し、節水することに成功しました。このようなアルゴリズムは、今後さらに進化し、性能の向上が期待されています。同時に、クラウドソーシングによるデータ収集により、データベースの規模や詳細など、機能などがますます充実していくでしょう。
今後、財団とのプロジェクトに協力したり、財団のネットワークやツール(データベースなど)を利用したいサービスプロバイダーやパートナー組織は、パートナーシップを維持するための利用料としてWECを購入することができます。プロジェクトの発展に伴い、WECは様々な組織と戦略的パートナーシップを結び、エコシステムの中でWECトークンを活用する新たな方法を生み出すことを意図しています。